一日二睡三食四眠

来世は木になりたい

夢2

  猫が送られてきたらしい。箱で。

 

  そいつを箱から出したら、茶色いどろっとしたモノが手に付いた。

  さっきまで成体の猫だった筈なのに、よく見ると胚のような、子供の親指のような、小さな肋骨にブヨブヨとした皮が貼り付いただけの醜い肉が、手の平の上にあった。

  胸骨は割れ、中から先程の茶色い粘体が溢れてくる。

 

「気持ちが悪い」

  嫌悪感を感じたところで目が覚めた。

 

  夕日が眩しい。